【おこぼれ姫と円卓の騎士】おすすめライトノベル

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ちよはなおすすめの1冊ビーズログ文庫

ちよ さん
ちよ さん

女性向けのライトノベルで、面白いの知らない?

はな さん
はな さん

それなら、これだよ。私はこの本でライトノベルにハマったの。

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おこぼれ姫と円卓の騎士

著者:石田リンネ イラスト:起家一子
ビーズログ文庫
第13回2期えんため大賞 優秀賞受賞作品

「おこぼれ」で女王に即位することが決まった主人公。専属騎士団(ナイツ・オブ・ラウンド)を作るべく、人気も評判も高い騎士を強引に勧誘したけれど、一刀両断で拒否されます。どうしても彼が良い主人公は…

というストーリー。

 

中世の、一国の姫と騎士という王道設定なので、多くの方が楽しめる作品だと思います。でも、ただただ甘いというストーリーでも、姫と騎士の関係でもありません。

甘々だけでは物足りなくなっている方、誰かに頼っているだけじゃない「しっかりした女性が好き」という方や、始めてラノベを読む方にもおススメです。多くの人におすすめしたい作品です。

 

登場人物

主人公がとにかく魅力的です。カッコよくて、かわいい。「自分はどういう風に生きたいのか」「いま、自分は何がしたいのか」をよく考えていて、それを実行する勇気も力も持っています。もちろん、周りの人に対する思いやりも、たっぷり兼ね揃えているので、好感が持てます。

その主人公のお相手となっているのが、騎士です。何人も登場しますが、全員が素敵です。年齢も幅広く、容姿も考え方も違っていていますが、それぞれのキャラクターがしっかりしているて、物語がとても面白くなっています。

 

ストーリーに引き込まれる

読み応えのある作品です。ストーリー展開が上手なことが理由だと思います。それぞれのキャラクターの特徴を、自然に、かつ明確に完結に描きながらストーリーと合わせているので、読んでいて流れが途切れません。

主人公が理不尽でツライ体験をしている場面がないことも、おススメの理由です。泣き寝入りするような主人公ではないこともありますが、いま目の前にあるツラさではなく、これからどうするかという方にフォーカスするストーリーなのも、読んでいて安心できます。

そして、この作品の良さとして強調したいのが、文章の上手さです。綺麗な言葉、表現が使われていて、かつ文章が途切れることがないので、この本を読むと文章を書くのが上手になるかもしれません。ラノベを書きたい方も、一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

完結

このシリーズは、完結しています。一気に最初から最後まで読めるのも、また、おすすめポイントです。全18巻(本編17巻、サイドイドストーリー1巻)が流れるように進みます。

 

ショートストーリー&コミカライズ

さらに、ショートストーリーが「オトキュン」と「オトキュンR」という2冊で読めます。本編とは違う設定の主人公と騎士達が登場して展開されるのですが、登場人物たちの、本編では文字として明確に書かれていない心情が書かれているのも楽しいです。

石田リンネ / 伊藤明十 / 冨士原良 / 小野上明夜 / 木村千世 / 金沢有倖 / くりたかのこ / 剛しいら / くまの柚子 / キリシマソウ / 起家一子
ビーズログ文庫

石田リンネ / くまの柚子 / くりたかのこ / 仲村つばき / 木村千世 / 夕鷺かのう / 起家一子 / キリシマソウ / サマミヤアカザ / 山下ナナオ
ビーズログ文庫

「ビーズログ文庫アンソロジー オトキュン!」と「ビーズログ文庫アンソロジー オトキュン!R」は、ビーズログ文庫の人気作品のショートストーリー集です。
それぞれ、電子書籍では分冊版もあります。「おこぼれ姫と円卓の騎士」だけ読みたい!という方におすすめです。

「ARIA」でコミカライズもされていて、3巻まで出版されています。

原作:石田リンネ 漫画:暁かおり
キャラクター原案:起家一子
講談社
 

ライトノベル第1巻の発売当時は(2012年2月)ラブコメ全盛期だったため、石田リンネさんと編集の方は、この作品が読者に受け入れてもらえるのか不安だったようです。それぐらい、この作品は他の女性向けラノベとは異なります。それが、この作品の魅力だと思います。

完結した今でも、この作品は大人気です。この作品でラノベに興味を持ち始めた人も、多いのではないでしょうか。ラノベを始めて読む方にもおすすめできる作品です。

 

あわせて読みたい本

同じ作家さんの最新シリーズが「茉莉花官吏伝」です。こちらもとてもおもしろいので、ぜひ読んでみてください。ちよはな「おすすめの1冊:茉莉花官吏伝」でご紹介しています。

著者:石田リンネ イラスト:Izumi
ビーズログ文庫

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