
和風の女性向けのライトノベルで、面白いの知らない?

春天繚乱
平安時代の宮中が舞台。
美人だと有名になっている主人公。言い寄ってくる男性をかわし続け、一心に働いていたが、ある日突然「七星剣」という宝物の窃盗容疑をかけられてしまう。動揺するなか現れたのは、なぜか主人公にだけ冷たい美麗な皇族の男性。助けてくれるのか、それとも何か他に意図があるのか…。
という、ストーリー。
この作品は、ストーリーがおもしろいです。今までご紹介してきた「おすすめの1冊」とは少し違い、思わぬ方向に物語が展開します。ラノベの甘さもたっぷり入っているので、また読みたくなる作品です。
登場人物
主人公は自分の信念に向かって真っすぐです。少し熱すぎるところもあるかもしれませんが、それが作品の中核だと思います。いろんなことに気づき、反省したり動揺したり喜んだり、感情が豊かに表現されていて、微笑ましい感じがします。
お相手の男性は主に2人登場しますが、このあたりの設定はラノベらしくて安定感があると思います。その周辺の男性陣もキャラクターがはっきりしているので、読んでいて楽しいです。
ストーリーがおもしろい
ネタバレになってしまうのでお伝えしませんが、思わぬ展開が楽しめると思います。
甘さも十分あります。そして、登場人物を魅力的に見せてくれる、華やかな表現が多く、イメージしやすいです。ストーリー上いろいろなことが起こりますが、全体としても華やかで、また読みたくなる作品です。
完結
もう少し続きが読みたい!!というところですが、第3巻で完結しています。そう思える作品ほどおもしろいです。
九月文さんの大人気作品
「銀の竜騎士団」シリーズを読んだことがある方や、目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。全12巻の壮大なストーリーです。九月さんの作品の大きな特長は、やはりストーリー展開だと思います。