
ちよ さん
女性向けのライトノベルで、面白いの知らない?

はな さん
中世ヨーロッパで芸術をテーマにした おススメがあるの。
男装令嬢とふぞろいの主たち
舞台は中世ヨーロッパ風。裕福でない男爵家の令嬢が、男装して4人の天才芸術家と一緒に暮らしながら、そのアシスタントをするストーリー。
主人公の女性が男性たちに囲まれて展開される作品は、やっぱり面白いですね。全体的な糖度は高くはありませんが、要所でしっかり甘いので、また読みたくなる作品です。
登場人物
主人公に関わる4人の天才芸術家にはそれぞれの分野があり、こだわりが強く、性格も一見素直には見えなかったりしますが、それがこの作品を面白くしています。
主人公は自分のお家と自分自身の未来のために、男装をして彼らのアシスタントをしていますが、女性的な部分を強く持った人物です。
男爵家の令嬢として、これからどう生きるかを考え行動していたら、しっかりした人になってしまった感じです。そのため、隠し切れない女性らしさが可愛いです。他人のための行動できるところが素敵だと思います。
読みやすい作風
芸術をメインにしてストーリーが進みますが、使われている言葉が、過剰でもなく、不足もない感じで、読みながらイメージしやすくなっています。
中世ヨーロッパを舞台にすると、少し過剰にも感じる風景の描写になることがありますが、この作品ではそのようなことがありません。しっかり登場人物に焦点が当てられています。
第2巻まで出版
現在2巻まで出版されています。電子書籍版の2巻には、書き下ろし短編「夢見る春のヴァージンロード」が付いているのでおススメです。ぜひ3巻が読みたいです。