【記憶喪失の侯爵様に溺愛されています】ラノベレビュー・感想

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【ラノベ感想・レビュー】記憶喪失の侯爵様に溺愛されていますビーズログ文庫

ちよ さん
ちよ さん

最近、どんな本読んだの?

はな さん
はな さん

第1巻発売前にコミカライズが決定している作品よ。

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記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか?

Amazonで購入する(単行本・紙版)
著者:春志乃 イラスト:一花 夜

騎士団の師団長で王国の英雄なのに極度の女嫌いな侯爵ウィリアムと結婚した引きこもりの主人公・リリアーナ。

結婚とは名ばかりで、妻としては何も行わずただ屋敷にいることだけを命令されていたのに、ある日ウィリアムが記憶喪失になり豹変!ウィリアムはリリアーナに一目惚れし、人が変わったように優しくなり…というストーリーです。

 

こちらの作品はとても面白かったです!初めて読む作家さんで試し読みもせず購入したのですが、心温まる作品で爽快感もあり、とても楽しめました。

ちなみに「小説家になろう」掲載作品の書籍化です。

心優しい登場人物たち

実はこちらの作品を購入したきっかけはあとがきです。「リリアーナはとても臆病でか弱い女の子です。でも、大切な人たちのためになら強くなれる優しい女の子でもあります。」この部分をだけを書店で読んで主人公を好きになりそうだと感じ購入しました。

主人公は純粋で一生懸命で優しく、好感が持てる人物です。他の登場人物も優しい人物が多いので、読んでいて心が温まります。それに加え、記憶喪失前のヒーローの主人公に対する心ない振る舞いに対して、執事や侍女たちが遠慮のない言動をしていることには爽快感を感じます。登場人物たちがお互いを思い合っているからこそできているハッキリとした物言いが気持ちよく感じました。

表紙と帯などからすごく甘い内容を予想していましたが、ただ甘いだけじゃなく登場人物の心情が強く描かれているところが良かったです。

「私」視点で進む

こちらの作品は、主人公の「私は〇〇をした」という主人公視点の文章で始まります。個人的にそのような文章に少し苦手意識があったのですが、良い意味で大きく裏切ってくれ、とても楽しく読むことができました。

それは、主人公の視点だけでなく、ヒーローの視点、執事や侍女の「私」視点で書かれている場面もあるからだと思います。同じ1つのシーンに登場しても登場人物の思考はそれぞれ違います。その違いを描くからこそストーリーは面白くなると思うので、私にはとても面白く感じるのだと思います。

第1巻出版時にコミカライズが決定しているので、第2巻も出版されると予想します。まだ謎が残ったまま第1巻が終わってしまったので、続きが出版されることを期待します。

こちらの作品には虐待のシーンが少しありました。気になる方はご注意ください。

紙版の特典ショートストーリー

紙版の特典のショートストーリーはリリアーナとウィリアムのお話です。本編には書かれていないウィリアムの一面が見られる内容でした。

同日に発売された指定のもう1作品を購入すると読むことができます。

ライトノベル「茉莉花官吏伝第七巻」の特典ショートストーリー

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