
最近、どんな本読んだの?

ビーズログ文庫の大人気シリーズ「茉莉花官吏伝」の第六巻よ。
茉莉花官吏伝 六
著者:石田リンネ イラスト:Izumi
ビーズログ文庫
隣国の侵攻の可能性に気づいた主人公の茉莉花、御史台の翔景、そして皇子の大虎は、侵攻を防ごうと動き出します。しかし茉莉花には予期しないことが起きます。「珀陽さま、わたし、ようやくここまできました」
…というストーリー。
ちよはなの「おすすめの1冊」でもご紹介しているシリーズの第六巻です。とても楽しみにしていたのですが、その予想をはるかに超えたおもしろさでした。
著者の石田リンネさんがTwitterにて
ラストで「!?!?!?」となる六巻
と予告されていましたが、まさにその通りでした。
第五巻では特に始まり部分が秀逸だと感じていましたが、第六巻の場合は最終章まで見逃せません。第五巻から続く力強いストーリーに加え、女性向けラノベ的な要素もあります。
最終章部分が「最終章」であることで、読了時の読み手の気持ちが、石田リンネさんの手のひらの上で良い感じにコントロールされている気がします。小説家としての技が違います。
文章はいつものように滞りなく読みやすいですし、登場人物たちの繊細な心が描かれています。
とてもおもしろいです!
続きが大変気になる終わり方をする第六巻ですが、第七巻の発売日が2019年10月15日と発表されています。Amazonでは一足早く予約開始されています。続きが早く読みたいです!
今回は特定の書店で購入する紙の本にのみ「書き下ろし特典スペシャルペーパー」が付くということで、紙の本を購入しました。内容は主要登場人物がみんな登場するショートストーリーでした。
おススメ度
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茉莉花官吏伝については「おすすめライトノベル」茉莉花官吏伝のページで詳しくご紹介しています。
あわせて読みたい本
茉莉花官吏伝
こちらが第1巻です。ぜひ読んでみてください。おもしろいです。
著者:石田リンネ イラスト:Izumi
ビーズログ文庫
コミカライズ
月刊プリンセスでコミカライズが連載されていたのですが、単行本の第1巻がとうとう出ました。マンガでも楽しめるのはとても嬉しいです。
著者:石田リンネ / 高瀬わか
秋田書店
十三歳の誕生日、皇后になりました。
こちらはラノベです。茉莉花官吏伝の登場人物たちがたくさん出てくる作品なのですが、主人公が違います。主人公は茉莉花ではなく、隣国の皇后「莉杏」です。時系列的には、茉莉花官吏伝の前のお話です。
茉莉花官吏伝とは少し違い、可愛らしい柔らかい雰囲気が楽しめます。こちらもおすすめです!
著者:石田リンネ イラスト:Izumi
ビーズログ文庫